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大ピンチの状況で巨人・原監督の仰天プランとは!? [スポーツ]

巨人・原監督の仰天プランとは!?


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捕手不在の大ピンチに原監督が“仰天プラン” 応じたのは移籍1年目の吉川だった



ベンチに控え捕手が1人もいない…。そんな危機に見舞われたのが5月23日、ナゴヤドームで中日と戦っていた巨人だった。そのとき原監督は「どうだ、やってみないか?」。未経験の野手の中から急造捕手を募るという驚くべき危機管理対策を取っていた。

 この日、巨人が1軍登録していた捕手は先発出場した相川と、阿部の2人のみ。試合は1点を追う八回、先頭の相川が右前打で出塁するとベンチは代走に鈴木、さらに代打へ阿部を送り出した。

 その阿部が左前打でつなぐなど、原監督の積極的な選手起用が実り、この回チームは一挙4点を奪って逆転。阿部はそのままマスクをかぶったが、不測の事態に備える必要があった。

 実は巨人には内野手登録ながら、いざというときは捕手もこなせる寺内という貴重な存在があった。ところが、寺内はこの日二塁手で先発。四回の打席で左ふくらはぎの肉離れを起こし、途中交代していた(翌5月24日に登録抹消)。

 そこで原監督はベンチの中で、3番手捕手の立候補者を探したのだ。すると「勇気ある人間が1人いた」。内野手の吉川だった。あの名門PL学園出身の5年目。昨季まで在籍した中日から戦力外通告を受け、今季は巨人で背番号68を付けて再出発した22歳だ。

 「経験はないけれど、やります」。吉川はそのままミットを借りてブルペン入り。リリーフ左腕・高木京のボールを黙々と受けた。

 原監督の心配はあわや現実のものとなりかけた。九回に阿部が中日の3番手投手・岡田から右臀部に死球をぶつけられたのだ。阿部は「俺の代わりの捕手はいないんだ」といわんばかりに岡田をきっとにらみつけたが、幸い大事には至らなかった。

 チームは24日に故障の寺内に代わって正規の捕手、実松を1軍へ登録。吉川へしばらくブルペン入りの声がかかることはなさそうだが、「もう一度行けといわれたら? もちろん行きますよ。どんなチャンスもつかみたいので」と本人はやる気満々だ。

 巨人では2009年、ヤクルトとの延長戦で捕手がいなくなったが、かつて経験のある木村(元内野守備走塁コーチ、2010年死去)が10年ぶりにマスクをかぶり、チームの窮地を救った。吉川は木村の再来となれるのか、注目したい。


引用元
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150606-00000511-san-base







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